薮田和樹(やぶた かずき)投手について書きました。
出身地 広島県広島市東区
生年月日 1992年8月7日
身長 188cm
体重 82kg
岡山理科大附属高校~亜細亜大学~広島カープ(2015)
一年目、二年目は、肩と肘に爆弾を抱えていたことを考慮してか、あまり登板機会はありませんでしたが、3年目の2017年にはついに先発ローテーションの一角として、大活躍。
2017年は、10勝以上を記録し猛アピールしています。
これから大投手になるであろう、薮田投手について生い立ちや結婚、ピッチングに関する文章を書きました。
お母さんに支えられたプロ入りが話題に。
出典 http://carp-minpou.blog.jp/archives/1546
0257.html
薮田投手が1歳の時に、両親が離婚。母子家庭で薮田投手は育ちました。
当時、お母さんの職業は歩合制の保険の営業をしていましたが、その仕事があまり合っていないせいか、あまり稼ぐことができず、
夜には弁当屋さんでもアルバイト。
それだけ働いて、当時の収入は月15万円ほどだったようです。
出典 http://carp-minpou.blog.jp/archives/15460257.html
この月収で、子ども二人を育てるには、社会保障等の制度を利用してもかなりきついですよね、、。
幼い頃はまだいいですけど、スポーツをしたり大学に行くことになったりしたら、いろんな方面からお金を借りたりしていかなければならなくなります。
当然のことですが、当時の食事はかなり質素なものだったようです。
出典 http://carp-minpou.blog.jp/archives/15460257.html
これから、成長していく子どもたちのためにも、栄養のあるものをたくさん食べさせたかったとは思うんですが、食費を切り詰めなければならなかったようです。
小学生になると、
薮田選手も、お兄さんも少年野球を始めました。
当時、家計的にかなりきつく、スポーツをやらせてあげる余裕もなかったそうですが、母・昌美さんは無理してでも野球をやらせてあげたようです。
母・昌美さんは、当時のことを振り返って
「子どもがやりたいということを親の都合でダメだと言いたくなかった」
と語っています。
ですが、同時に次第に借金も増え、精神的にかなり辛い状況にあったそうです。
出典 http://carp-minpou.blog.jp/archives/15460257.html
薮田投手が岡山理大附属高校に入るころには、母の昌美さんはタクシーの運転手になり、休憩をはさみながら24時間も働いていたそうです。
高校で野球をやらせるとなると、スパイクやグローブ、ユニフォーム、とたくさんお金がかかるようになりますし、遠征費も何十万というお金がかかってきます。
なので、文字通り、身を削って働くしかない状況だったと思います。
それでも、母親の当時の収入は月16万円ほどで、そのうち8万円が薮田投手の寮費として消えていきました。
当時、薮田投手が高校野球を頑張っている姿が、母・昌美さんの励みになっていたと思いますが、高校二年生の時に、薮田投手は肘を怪我してしまいます。
昌美さんは、ショックでパニック状態になるほどだったと言います。
出典 http://carp-minpou.blog.jp/archives/36213388.html
さらに、昌美さんは、タクシードライバーの仕事中に、事故を起こしてしまい、退職。
その後は、借金を重ね、借金を返すために借金をするような生活でどんどん追い詰められていったようです。
精神的なものと事故による影響で、髪も抜け、目も見えなくなるほど、、、。
出典 http://carp-minpou.blog.jp/archives/15460257.html
そんな、状態の昌美さんを支えてくれたのが離婚したかつての夫・勝実さん。
夫婦関係がどのようなものだったかわかりませんが、今では夫の勝実さんと母・昌美さんは家で一緒に暮らしているようです。
出典 http://carp-minpou.blog.jp/archives/36213388.html
一方、高校卒業をひかえた薮田選手は、肘の怪我もあり、
野球を続けたいものの、進路先がなかったようです。
さらに、兄・佑樹さんからは、経済的な面から大学への進学を辞めるように言われ、そのときにはじめて、
母・昌美さんが、薮田選手に野球をやらせるために、働き過ぎて事故を起こし、髪の毛も抜けてしまったことを知ったようです。
野球を辞めて働くことを考えていたそうですが、
高校の監督に進学先として、亜細亜大学を勧めてもらい、大学で野球をするべきだと強く言われたことで、奨学金を利用して大学進学を決意。
出典 http://carp-minpou.blog.jp/archives/36213388.html
人一倍強い思いをかけて亜細亜大野球部に臨んだものの、なんと右肩を故障。
大学野球ではリーグ戦で2試合しか投げておらず、1勝もできなかったそうです。
なんでプロ入りできたの??
って自分もかなり疑問に思ったところなんですが、どうやら、母・昌美さんと広島カープの松本オーナーとの偶然の出会いが大きな要因になっています。
松本スカウトは、東海地区担当だが、亜大OBのため、亜大出身の候補選手だけは、担当となっている。
「実は、松田オーナーが、たまたま薮田さんのお母さんが運転手をしていたタクシーに乗車して『うちの息子が亜細亜大で野球をしています。凄く速いボールを投げるので、ぜひ宜しくお願いします』と声をかけられたんです。それで松田オーナーから『亜細亜大に薮田というピッチャーがいるのか。一度、見にいってやってくれないか』と連絡がありました。高校、大学と九里(2013年ドラフト2位)のひとつ後輩で、名前は知っていましたが、右肘を疲労骨折して手術していまして、ほとんど見たことがありませんでした。それでも、松田オーナーが仰るので、3年春のオープン戦を見にいったんです」(…)
担当の松本スカウトが薮田のピッチングを見たのは、3年春に行われた横浜商大とのオープン戦。他球団のスカウトは一人もいなかった。
「持参したスピードガンが152キロを示しました。その球威に加えて、テイクバックが小さい独特のフォームだからボールの出所が見えずにタイミングも取り辛い。しかも、変化球もフォーク、スライダー、カーブにパームボールみたいなものまで投げていて、非常に器用でコントロールもあった。横浜DeNAに行った山崎とは、タイプが違いましたが、これは凄い逸材に出会ったとビックリしました」出典 https://thepage.jp/detail/20150707-000
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実は母・昌美さんの営業によって広島のスカウトに見てもらうことができたようですね。
もし、昌美さんがタクシーの運転手じゃなかったら、あるいは、松田オーナーと出会わなかったら、、、。
薮田投手が広島カープで活躍する姿なんて見れなかったかもしれません。
出典 http://carp-minpou.blog.jp/archives/36213388.html
実際、スカウトから注目されず、ひっそりと野球を辞めていった才能のある野球選手は毎年数多くいるでしょう。
スカウトや球団の方に、知人を通してアピールするのもアリなのかもしれませんよね。
薮田投手の話を聞いていると。
もちろん野球の実力があるのは前提ですが。
出典 http://carp-minpou.blog.jp/archives/15460257.html
最終的に、薮田投手は2014年にドラフトで2位指名を受けて、悲願のプロ入りを果たしました。
出典 http://carp-minpou.blog.jp/archives/15460257.html
この画像を見る限り、薮田投手の兄・佑樹さんは警察官。
お母さんは、本当に苦労して二人の子ども育てましたが、一人は警察官、一人はプロ野球選手。
二人とも立派に育ってますよね。
お母さんの愛情をしっかり受けて、立派に育ったんだと思います。
結婚相手のモデル、カルナさんが美人過ぎる気が、、。
薮田投手は
2017年5月22日
に結婚したことを発表しています。
お相手がなんとモデルの方で、かなり美人だと思います。
出典 https://ameblo.jp/yab-kaz/
結婚してかなり幸せそうなお二人です。
カルナさんという方は自分は今まで知らなかったんですけど、彼女のインスタグラムの写真とか見ると、おしゃれだし、やっぱり一般人とは違うオーラがあります。
こちらの画像は横浜DeNAの山崎投手とのスリーショットです。
山崎投手は、亜細亜大学の同級生ですよね!二人ともプロ入りまでにかなり苦労しています。
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こんな美人なお嫁さんをゲットして、しかもプロ野球でも活躍して、公私ともに充実している薮田投手。
プロ野球選手が結婚するときにお相手がモデルの場合はたいてい、共通の知人からの紹介や、合コンであるケースが多いですが、
薮田投手の場合は大学時代に同じ授業を取っていたことがきっかけだったようです。
以下、記事の引用ですが、出会い方などはけっこう意外でした。
ともに亜大出身で薮田が1学年下。同じ「文化人類学」の授業を受講して出会い、プロ入り後の15年夏に始まった交際を実らせた。
(…)
猛アタックが花を咲かせた。彼女が在学中から声をかけ続け、卒業した後も諦めなかった。プロになり、1年目の夏に交際がスタート。karunaはモデルとして東京で活躍中だったが、直線距離で約680キロの遠距離を乗り越えて、結婚を前提とした愛をはぐくんできた。古傷の右肩を痛めた時期は励まされ、勇気をもらった。優しさに触れながら昨年5月、彼女の誕生日に婚約指輪を手渡した。
出典 https://www.daily.co.jp/baseball/carp/2017/
05/03/0010151812.shtml
この記事を読んだらわかるように、カルナさんのアプローチしていったようです。
モデルをするような女性から、積極的に攻められるなんて、、、。
世の男性からすれば、羨ましいこと間違いなし??かもしれませんよ!
とは言え、そこは亜細亜大野球部。
日本で最も厳しい大学野球部と言われていますから、薮田選手としても、お付き合いする余裕がなかったのではないかと思われます。
彼女ではないけど、それに近い関係はずっと維持していたんでしょう。
「結婚する前から自分の心の支えだった」
と薮田投手は言っています。
結婚後の松田オーナーへの報告では、
「1段階ではなく2段階、3段階と進化していきたい」
出典 https://www.daily.co.jp/baseball/carp/2017/05/03/
0010151812.shtml
と言っていました。
さらに気合を入れて頑張るようです。
2017年のシーズンではこの文章を書いている時点で、10勝以上していますので、
まさに有言実行です。
球種とフォーム
薮田投手のフォームですが、けっこう独特ですよね。
力強いボールを投げる一方で、テークバックが非常に小さい。
バッターからすると、ボールの出どころがわかりづし、かなり打ちづらそうです。
大学時代のころの映像もありました。
大学時代はリーグ戦で2試合しか登板していないのでそのうちの一試合でしょう。
大学時代から素晴らしいボーなげてますね。ストレートの球威が凄い!
フォームに関しては、プロに入ってからの方がフォーム小さくなっていますね。
薮田投手自身、パッとボールが出てくることをイメージして投げているようですが、
「パッと打たれてしまうこともある」とテレビで苦笑いをしていました。
球種は主にストレートとシュートカットボール、
たまに、カーブやフォークも投げています。
薮田選手の場合、小さいテークバックなのに、最速156km/hとと落ちるツーシームでバッターを翻弄します。
今では武器になっているツーシームはプロに入ってから佐々岡コーチに教えてもらったようです。
年俸推移
2017年 1400万円
2016年 1000万円
2015年 1200万円
今のところ、年俸は大して変化が見られませんが、なんといっても、2017年は二ケタ勝利達成していますし、年俸が2倍にはなると思います。
さらにクライマックスシリーズや日本シリーズで登板して、優勝に貢献した、ということになれば、3倍くらいになりそうな予感、、、。
一生懸命育ててくれた母・昌美さんにたくさん恩返しができそうですが、どうでしょう?
まあ、お母さんにとっては、息子がプロで投げていることが一番の恩返しですよね、きっと。
これからもさらなる活躍を期待しています!^^